子どものうつ病の症状とは? ~2次障害との関連~
- 2 日前
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子どもが最近元気がない、学校に行きたがらない、イライラしている。
そんな様子に「もしかして、うつ病では?」と不安を感じたことはありませんか?
この記事では、子どものうつ病の特徴的なサインや、親としてできる対応、さらには発達障害との関連についてもわかりやすく解説していきます。
目次.
1-1. 子どもも「うつ病」になる時代
1-2. 子ども特有の症状が見逃される理由
1-3.小学生・中学生・高校生で異なる表れ方
2-1. 朝起きられない、登校しぶり
2-2. イライラ・感情の不安定さ
2-3. 頻繁な腹痛・頭痛など身体症状
2-4.「死にたい」といった危険な発言
2-5. 親が気づけるセルフチェックポイント
3-1. よくある誤解:怠けている・わがまま?
3-2. 思春期の反抗期との違い
3-3. 一時的な落ち込みとの見分け方
3-4. 発達障害の2次障害としてのうつ状態
4-1. 発達障害の子に多いうつ症状 発達障害の特性が引き起こす心の疲れ
4-2. 自己否定感・いじめ・失敗体験の積み重ね
4-3. 2次障害としてのうつを防ぐには?
4-4. 見逃さないで「発達障害の2次障害」
5-1. 「頑張って」「早く元気出して」はNG?
5-2. 子どもの気持ちを受け止める会話のコツ
5-3. 家庭で安心できる時間・環境をつくる工夫
6-1. 学校・スクールカウンセラー・医療機関
6-2. 受診した方が良い症状とは?
6-3. 予約が取れないときはどうする?
1. 子どものうつ病とは?大人との違いを知っておこう

(1) 子どもも「うつ病」になる時代
近年、小学生や中学生といった未成年でも「うつ病」と診断されるケースが増えています。
厚生労働省によれば、10代後半の自殺率は高く、うつ病などの精神的背景が関与している可能性があるとされています。
特に、大人に比べて子どものうつは、言葉でうまく表現できず「行動や体調」として表れるため、見逃されやすいのがその特徴です。
(2) 子ども特有の症状が見逃される理由
子どものうつ病は、
やる気が出ない
イライラする
学校に行きたくない
といった形で現れるため、わがままや反抗と誤解されてしまいます。
また、本人も「気分が落ち込んでいる」ことに気づいていないことが多く、「なんとなくつらい」「学校が嫌だ」としか言えないケースも珍しくありません。
(3) 小学生・中学生・高校生で異なる表れ方
小学生:腹痛や頭痛などの身体症状や登校しぶりが目立ちます
中学生:自己否定感、無気力が表れやすくなります
高校生:自傷行為や「死にたい」といった発言が出ることもあり、早期対応が重要です
2. 子どものうつ病に見られる主な症状【チェックリスト付き】
● 朝起きられない、登校しぶり
朝になると腹痛を訴えたり、ベッドから出られなかったりする状態が続く場合、心の不調のサインかもしれません。
● イライラ・感情の不安定さ
ちょっとしたことで怒る、泣く、反抗する。これらは思春期のお子さんによくみられますすが、頻度や症状が重度の場合は、うつによる可能性を検討する必要がでてきます。
● 頻繁な腹痛・頭痛など身体症状
「病院では異常なし」と言われる身体の不調(=心身症)の裏に、うつが隠れていることもあります。
●「死にたい」といった危険な発言
たとえ軽い口調でも、「死にたい」「いなくなりたい」といった発言は、深刻な心のSOSです。
気持ちをうち明けてくれたことを尊重しながら、本人に助けが必要な状態であることを伝え、受診を促しましょう。
【親が気づけるセルフチェックポイント】
顔色がいつもより悪い
好きなことにも興味を示さなくなった
笑顔が極端に減った
友達と会いたがらない
このような変化があれば、早めに専門家に相談することが大切です。
3. うつ病と間違われやすい子どもの行動とは?

(1) よくある誤解:怠けている・わがまま?
やる気が出ない、集中できない、すぐに泣いてしまう。これらは「怠け」ではなく、脳のエネルギーが低下している状態かもしれません。
(2) 思春期の反抗期との違い
反抗期では自己主張や意見の対立が見られますが、うつの場合は自己否定や無力感が強く出ます。
言い返す元気もない状態です。
(3) 一時的な落ち込みとの見分け方
一時的な気分の波は誰にでもありますが、1か月以上続く場合や、体重減少などがある場合は医療的な支援が必要です。
(4) 発達障害の2次障害としてのうつ状態
発達障害(ASD・ADHDなど)の子どもは、環境とのズレから「失敗体験」「叱られ体験」が蓄積しやすく、それが自己肯定感の低下やうつにつながるケースも多くあります。
4. 発達障害と子どものうつ病:2次障害としてのリスクに注意
(1) 発達障害の子に多いうつ症状
発達障害のお子さんは、うつなどをはじめとする「気分障害」を併存しやすいとされています。
その理由としては、
発達の偏りによる不全感
感覚過敏(刺激に疲れやすい)
人間関係のつまずき
などが重なり、心が疲れやすい傾向があると考えられています。
(2) 自己否定感・いじめ・失敗体験の積み重ね
「どうして自分だけうまくいかないの?」「また怒られた」
そんな日々が続けば、自分を責める気持ちが強くなり、うつ症状に発展してしまいます。
(3) 2次障害としてのうつを防ぐには?
では、どのような生活を心がければ、2次障害を防ぐことができるのでしょうか?
小さな成功体験を積ませる
得意なことを見つけて褒める
失敗しても「大丈夫」と伝える
完璧でないことを受け入れる手助けをする
それだけで、子どもの心の「自己肯定感の土台」が守られます。
(4) 見逃さないで「発達障害の2次障害」
うつ・不安・不登校・暴言暴力などは、「発達障害の2次障害」として現れることが多くあります。
これらは、もともとの「性格」ではなく、「特性に合っていない環境」が原因のこともあるのです。
5. 親にできるサポートとは?やってはいけない声かけと対応

●「頑張って」「早く元気出して」はNG?
「頑張って」は、うつ状態の子のプレッシャーや無力感を強めてしまうことがあります。
頑張りすぎた結果、うつとなってしまっているため、その努力をねぎらい、温かく見守ってあげましょう。
● 子どもの気持ちを受け止める会話のコツ
お子さんが自分の悩みを話してくれた時は、評価や否定をせず、気持ちを受け止め、
「学校、つらかったんだね」
「そう感じたんだね」
と「共感する」ことが基本です。
● 家庭で安心できる時間・環境をつくる工夫
学校などで傷つきを体験してしまったお子さんに対しては、おうちで安らぎ、心のエネルギーを充電できるような環境を整えてあげましょう。
静かな空間を用意する
無理に話させず、そっと寄り添う
好きなことに触れる時間を確保する
大丈夫だと安心を保証してあげる
6. 相談先が分からない…そんなときの選択肢
(1) 学校・スクールカウンセラー・医療機関
相談先としては以下があげられます。
担任の先生への相談
スクールカウンセラーの活用
小児精神科・児童精神科・発達外来
(2) 受診した方が良い症状とは?
以下の症状がある場合は、受診を検討する必要があると考えられます。
1か月以上元気がない状態が続いている
自傷行為や「死にたい」といった発言がある
生活に支障が出ている(部屋から出てこない、食事が取れないなど)
(3) 予約が取れないときはどうする?
病院の予約が取れないときや、対面での相談にプレッシャーを感じる場合は、オンライン相談を利用しましょう。
7.一人で悩まないで 女性専門医にオンラインで相談できます

子どものうつ病は、大人とは違った形で現れるため、見逃されやすく、誤解されやすいものです。
特に発達障害をもつお子さんの場合、環境とのミスマッチが心の負担となり、2次障害としてのうつにつながることも。
親御さんが少しでも「おかしいな」と感じたら、専門家に相談することが早期回復の第一歩になります。
「うつっぽいけど、どこに相談したら?」そんなときは、女性の発達専門医によるオンライン相談をご活用ください。
ご家庭にいながら、安心して話せる場をご提供しています。



