top of page
Untitled.png

いーよ相談

FV.png

お役立ちコラム

発達障害と不登校の関係とは? 親が知っておきたい原因と家庭での過ごし方

  • 執筆者の写真: 相談 いーよ
    相談 いーよ
  • 2025年10月31日
  • 読了時間: 8分

「うちの子、どうして学校に行きたがらないの?」


お子さんが不登校になった時、まずは原因が何なんだろうと思いますよね。

不登校の原因は、本人・学校・ご家庭の要因が複雑に絡み合っている場合も多く、理由は多岐にわたります。


近年の研究では、発達障害やグレーゾーンのお子さんたちは、不登校のリスクが高いことがわかってきました。


この記事では、「発達障害と不登校の関係」をテーマに、原因、初期サイン、タイプ別の傾向、家庭での過ごし方、さらには予後や相談先まで、データや実例を交えて分かりやすく解説します。



目次.

1-1.  発達障害の子に不登校が多い理由

1-2. 「怠け」や「甘え」ではない本当の背景

1-3.グレーゾーンの子にこそ起こりやすい?

2-1. ASD(自閉スペクトラム症)の「環境疲れ」

2-2. ADHD(注意欠如・多動性障害)の失敗体験

2-3. LD(学習障害)の「わかっているのにできない」苦しさ


3-1. 朝起きられない/朝になると腹痛・頭痛などの症状を訴える

3-2. 学校の話をしたがらない

3-3. 宿題・登校準備にものすごく時間がかかる

3-4. イライラが増える

3-5. 学校から帰宅するとぐったりしている

4-1..一番の心配は、ひきこもってしまうこと

4-2. 無理に登校させないほうがよい理由

4-3.「甘やかし」とは違う、適切な対応

4-4. 勉強はどうする?無理にさせるべき?

4-5. 親が焦らず見守るためのヒント

4-6. 「生活リズム」を整える小さな習慣

5-1. 日中のリズムをどう整えるか

5-2.学習・遊び・休息のバランスの取り方

5-3.ご両親のストレスケアも大切

6-1. 先生にどう伝える?

6-2. 校内支援・通級・フリースクールなどの選択肢

6-3. 無理に登校を再開させる必要はある?

7-1. スクールカウンセラーと医療機関の違い

7-2. 発達検査は必要?その前に確認したいこと

7-3. 話しやすさ・アクセスのしやすさで選ぶなら

 



1. 子どもの不登校、もしかして発達障害が関係している?



勉強をしている子どもたち

 

発達障害の子に不登校が多い理由


文部科学省の令和4年度の調査によれば、小中学生の不登校児童生徒数は29万人を超え、過去最多となっています。

その中でも発達障害のある子の割合は年々増加しており、これは、ASD・ADHD・LDの特性による困難感が、学校生活への適応に影響を与えるためと考えられています。

 


「怠け」や「甘え」ではない本当の背景


「学校に行きたくない」と口にしたとき、大人はそれを、“怠け”や“甘え”と誤解してしまうことがあります。

しかし実際は、感覚過敏や対人関係、学習の苦手さといったストレスが積み重なっているケースがほとんどです。

 


グレーゾーンの子にこそ起こりやすい?


診断がつかない「発達障害グレーゾーン」の子は、支援の対象になりにくく、本人も周囲も困りながら放置されてしまいがち。

結果として、不登校に陥ってしまうケースが少なくありません。




2.不登校になりやすい発達障害のタイプとは


学校で使う色鉛筆

ASD(自閉スペクトラム症)の「環境疲れ」


音や光、においなどの感覚過敏や、集団生活におけるルール理解の難しさなどから学校生活に強い疲労感を感じやすい傾向があります。

 


ADHD(注意欠如・多動性障害)の失敗体験


集中できず叱られたり、友達とのトラブルが絶えなかったりすると、「学校はつらい場所」という認識が強まりやすくなってしまいます。

 


LD(学習障害)の「わかっているのにできない」苦しさ


知的には問題ないのに、読み書き・計算の困難が続き、自信を失うことで登校拒否につながってしまうことも。

 

 


3. 不登校の初期サインに気づくには?


朝起きられない/朝になると腹痛・頭痛などの症状を訴える


身体症状は大事な心のストレスサインです。休日には症状が消えることも多いのが特徴です。

 


学校の話をしたがらない


「今日どうだった?」と聞くと無言になる、話題を変えるなどの反応。

 


宿題・登校準備にものすごく時間がかかる


支度の途中でボーッとしてしまう、準備がなかなか進まない。

頭ではやらなくてはと分かっていても、準備するまでに時間をようしてしまうケースも。

 


イライラが増える


感情コントロールが難しくなり、些細なことで爆発してしまう。

 


学校から帰宅するとぐったりしている


これは、「何もしていないように見えて、学校生活でエネルギーを使い切っている」状態です。




4.  発達障害による不登校…どう向き合えばいい?


学校で使う辞書

一番の心配は、ひきこもってしまうこと


お子さんが不登校になった際に、一番心配なのは、そのままの状態が続いていわゆる「ひきこもり」の状態になってしまうのではということではないでしょうか?


実際に、適切なサポートが入ったのちでも、元の学校に登校できるようになるお子さんは20%程度といわれています。


しかしその一方で、いったん不登校となっても、20歳の時点でひきこもりの状態になる割合は同様に20%程度との報告もあります。


つまり、80%のお子さんは不登校を経験しても、いずれか自分の居場所をみつけていけるという事です。

 



無理に登校させないほうがよい理由


どんなことでも「強制」は逆効果になることが多く、2次障害(うつ・不安障害)を引き起こす恐れもあるため、控えましょう。

 


「甘やかし」とは違う、適切な対応


「休む=逃げ」ではなく、回復のためのステップとして捉える姿勢が大切です。

まずは心のエネルギーを回復させることを優先し、登校刺激などは、時期をみてすすめていきましょう。

 


勉強はどうする?無理にさせるべき?


家庭学習よりもまずは「安心して過ごせる場所」を見つけることを優先する必要があります。

 


親が焦らず見守るためのヒント


焦りや不安はお子さんに伝染してしまいます。親御さんが信頼できる相談先とつながることで、お子さんの安心感も得られ、それが回復への大事なステップとなります。

 


「生活リズム」を整える小さな習慣


起床時間だけでも整えることで、身体と心の回復につながります。


日中に少しでも身体を動かし、入眠時間が遅くなるのを防ぎましょう。



 

5. 家庭での過ごし方


本屋鉛筆が置いてある勉強机


日中のリズムをどう整えるか


発達特性をもつお子さんは、生まれつき睡眠リズムが不安定であったり、夜型だったりすることがあります。


また思春期に入ると、睡眠リズムが後退しやすくなるため、午前中は静かに過ごし、午後から外に出る習慣を作るなどの工夫も重要です。

 


学習・遊び・休息のバランスの取り方


ゲームだけに偏らないよう、ウォーキングや親子で外出の予定を立てるのも効果的。

ペットを飼うことで、親子の会話や、外出のきっかけにつながることもあります。

 


親のストレスケアも大切


親御さん自身が孤立しないよう、家族や支援者とのつながりを大切にしてください。




6.学校との連携はどう進める?


先生にどう伝える?


お子さんの状況や生活の様子などを伝え、学校の様子や、保健室登校からチャレンジしていくかなどを相談していきましょう。

 


校内支援・通級・フリースクールなどの選択肢


「元の教室に戻すこと」が目的ではなく、「子どもが安心して学べる場所」を探すことが大切です。

 


無理に登校を再開させる必要はある?


お子さんの準備が整うまでは「待つ」ことが最大の支援になることも。

焦る気持ちを少しとどめて、お子さんと接してみて下さい。




7. 専門家に相談したいけど、どこに?というときの選択肢



スクールカウンセラーと医療機関の違い


学校内支援と医療的アプローチの違いがあります。

不登校の背景に発達障害の可能性などがある場合は、医療機関も併せて受診を検討してみましょう。

 


発達検査は必要?その前に確認したいこと


発達検査は、お子さんの得意不得意を理解するのに有用な検査です。


しかし、心のエネルギー値が低い場合は、検査が適切に行えない場合もあるので、お子さんに無理のない範囲で検討してみて下さい。

 


話しやすさ・アクセスのしやすさで選ぶなら


「相談しやすさ」も支援継続の鍵です。

対面での相談に抵抗がある、通うのは時間的に難しいなどの場合は、オンライン相談も有効な選択肢です。



8.一人で悩まないで  女性専門医にオンラインで相談できます


健やかに遊んでいるお子さん

私は、発達障害は「病気」ではなく、あくまで「個性」や「気質」だと考えています。

誰もが得意・不得意を持っているように、発達障害のある子どもたちにもそれぞれの個性があります。


それぞれのお子さんの個性を知ることは、「その子らしさ」を理解し、その子がすくすくと育っていける環境を整える支援につなげるための出発点です。


大切なのは、「困っていることがある」=「支援が必要なサイン」として、早めに気づき、その子に寄り添うことです。


実際私も、それぞれの成長過程で必要な関わりを提供してあげることで、お子さん達がぐんぐん成長していく頼もしい姿を拝見してきました。

 


そうは言っても、いきなり病院に行くのには抵抗感や不安があると思います。

そんな場合は、まずご相談いただき、各年齢のお子さん方のつまずきやすいポイントや、親御さんの不安をお話いただき、お子さんに必要な支援を一緒に探っていけたら嬉しいです。

 

大切なのは「早く診断をつけること」ではなく、「その子に合った支援につなげていくこと」。


まずはお気軽に、私たちの「女性専門医によるオンライン相談」をご活用ください。

ご家庭にいながら、安心して話せる場をご提供しています。

 

 


 

bottom of page